シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

「スパイ大作戦『ヤングパワー』」 (★☆)

【原題】The Martyr(意味「殉教者」)
シーズン4、第26話
1970年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】ヴァージル・ヴォーゲル【脚本】ケン・ペッタス【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、レナード・ニモイ、グレッグ・モリス、ピーター・ルーパス、他
2017/10/03(火)17:58再放送、BSジャパン、2017/10/03(火)鑑賞
<ストーリー>
 (今回、前半を見逃したので、不正確な可能性があります。)
 東側の某国で学生運動が盛り上がり、首相は彼らをコントロールして運動を潰そうとしていた。
 ジム(グレイヴス)は耳の近くにバーニー(モリス)からの音声を受信する無線機を埋め込み、民主化活動で死んだエドワード・マリックのことを調べ、彼の未亡人のマリア・マリックに接触しようとしてる男に成りすまし、それが首相に伝わって、20年前に子供の頃に死んだはずの息子のピーター・マリックがピーター・ミューラーの名前で生きている事実をジムが握っていると思い、ジムは逮捕され首相たちの尋問を受けた。
 首相主催の学生パーティに、スイスからのピーターに成りすましたパリス(ニモイ)が参加し首相と会話した後、参加者になりすましたバーニーと喧嘩する芝居をし、バーニーは官邸内の牢屋に入れられた。
 バーニーは窓の鉄格子を破って、壁伝いに診察室に忍び込んで盗聴器をしかけ牢屋に戻り、そこで自白剤を打たれたジムに音声で台詞を送った。
 ジムはアメリカのスパイで、息子のミューラーをプロパガンダに使おうとしていると自白し、首相はパリスを呼んで彼に用意された原稿をスピーチするよう依頼した。
 しかし、スピーチのラジオニュースを聞いた老人が、ピーターが死んだことの目撃者だと言い、墓を掘り返して歯科カルテで照会された。
 首相は学生運動支持?のスピーチの後にニセ者の正体を暴いて信用を落とすことにしたが、パリスが逆のスピーチをしたので、招待されたマリアが息子じゃないと叫び、聴衆たちは首相批判の騒乱を起こした。
<感想>
 テープの指令の後の、IMF参加メンバーの選出と作戦の説明のシーンがなく、いきなり現地のシーンが始まる展開。
 この変更は、今回以降も続くかもしれない。
 そのせいでIMFのレギュラー以外のメンバーが判りにくいのだが、パーティで歌った女性と、ピーターは死んだと通報した老人もメンバーと思われる。
 今回は、首相が下っ端のようにあちこちに行って関わったりするのが不自然だったり、作戦も緻密でなく会話のシーンも多くて面白さには欠けるのだが、製作された1970年ころのプラハの春学生運動を連想させる描写が多い。