【原題】The Killer(意味「殺し屋」)
シーズン5、第1話
1970年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】ポール・クラスニー【脚本】アーサー・ワイズ【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、レナード・ニモイ、レスリー・(アン)・ウォーレン、グレッグ・モリス、ピーター・ルーパス、他
2017/10/10(月)17:58再放送、BSジャパン、2017/10/10(月)鑑賞
<ストーリー>
殺し屋ローカが、裏のボスである暗号名「サソリ」から誰かを殺す依頼を受け、その阻止とサソリの正体を暴く指令をジム(グレイヴス)が受けた。
空港に降り立ったローカを、タクシードライバーに扮したパリス(ニモイ)が乗せ、ローカの指定したホテルに着くまでの20分間に、IMFが借りた空きホテルの備品類に名前を入れ、テレビカメラを仕込んだ部屋を彼がフロントで指定した7号室に作り変えて入れた。
ローカは室内から連絡係の女に電話し、彼女がホテルに持ってきた司令書をローカに成りすましたパリスが受け取り、場所と暗殺対象を確認した後、写真をバーニー(モリス)にすり替えて連絡係に成りすましたダナ(ウォーレン)がローカの部屋に持って行った。
目的地のホテルの部屋の真上の階の部屋に忍び込んだローカは、通気口を通して小型時限爆弾が真下の部屋で爆発するように仕掛けたが、そこには身代わりのバーニーが待っていて、ジムが爆弾に気付いて、バーニーは爆発寸前で脱出した。
ローカがダナに連絡して、報奨金の受け渡し場所に行くと2人は銃撃され、ダナは「札束に似せた新聞紙の束を持ってきたのは、サソリがローカを殺すつもりだったから」と言って死んだふりをした。
ローカはサソリの家に乗り込んで彼を射殺し、ローカも相撃ちで死んだ。
<感想>
シーズン5の第1話が始まり、オープニングがそれまでの定番から変わった。
シーズン4までの順番は、
1)メインテーマ
2)ジム・フェルプスがテープで指令を受ける
3)ジムがIMFのファイルから参加メンバーを選ぶ
4)脚本と監督のクレジット
5)一室でジムがメンバーと作戦の打ち合わせ
6)作戦開始。通常のシーン。
だが、ここでは
1)通常のシーン
2)ジム・フェルプスがテープで指令を受ける
3)メインテーマ
4)一室でジムがメンバーと作戦の打ち合わせ
5)作戦開始。通常のシーン。
6)脚本と監督のクレジット
に変わり、IMFのファイルのシーンが無くなったが、無くてもかまわないシーン。
ついでに言えば、テープの指令のシーンも面白いためしがほぼないので、あんなに毎回凝らなくてもいい。
今回のストーリーは、作戦もウソっぽくなく、更に短期的なタイムリミットのスリルが複数用意されていて緊張感を保ち続けていて、殺し屋がどうやって襲ってくるか判らないバーニーにばつわるスリルも上出来で、かなり面白い作品でシーズン5の幕開けを飾ることが出来た。
新加入のレスリー・アン・ウォーレンは、他の作品で観た覚えがあったのだが、思い出せない。
ひょっとしたら、レスリー=アン・ダウンと混同しているだけかもしれないが。