シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

 イ・ビョンホンのファンイベントに42000人

 2006年5月3日、東京ドーム、サンケイスポーツ他より
  ちなみに、この入場料は9800円なので、売り上げはざっと4億円
  この数字が何を意味するかというと、彼の最新出演映画の日本での興収が、去年の甘い人生』が6億4700万円キネ旬より)、『美しい夜、残酷な朝』にいたっては、単館上映だったのでランク外。
  つまり、イ・ビョンホン側にしてみれば、日本人相手に商売しようと思ったら、映画に出演するよりも、ちょっと日本に行って入場料を取るステージに立った方が、よっぽど確実に売り上げを上げられるということになるわけですねぇ。
  しかも、映画は莫大な手間、暇、知力、お金をかけていわゆる「作品」と呼ばれているのとして作られているのに対し、ステージ上で繰り広げられるのは所詮はトークに歌などをちょこっと加えた遥かに低コストで作られた「イベント」で、芸能の格としては「作品」である「映画」に比べれば「イベント」は遥かに低い
  そして、格下の芸能である「イベント」の方が、格上の「映画」よりも日本ではウケるということは、日本人の芸能に対する意識が低いということになるわけで、本当に「映画俳優」であるイ・ビョンホンの良さを認めるなら、映画の中の彼の方により注目してしかるべきですよね? それとも、彼は映画俳優ではなくてイベントタレントとして認識すべきなの?
 ともかく、この一件に加えて、去年は『私の頭の中の消しゴム』なんて映画が日本でヒットしたりして、この映画は「お尻を拭いてからウンコをする」という例え話の台詞が出てくるのがシャレにならないくらい、ウンコのように臭い映画だったわけで、そんな映画を多くの日本人が喜んで観てしまったことで日本人の映画の選択眼のレベルの低さも韓国映画人には知られてしまったわけだから、これからは韓国発のおざなりな映画やイベントが日本に向けられることになるでしょう。(現に今年に入って日本で公開された韓国映画に、評判の悪いものが多い。)
  ホント、子供の学力が低下したとか騒ぐ前に、いい大人の文化レベルの低さを何とかした方がいいと思うのだが。
  これ、単にメンツの問題だけでなく、韓国に流れたお金が太陽政策によって巡り巡って北朝鮮に行くわけだから、拉致被害者家族にとっても国内に多数の裏切り者がいることになるんじゃないの?
  でも、今さらいい大人の文化レベルを上げようにも手遅れだろうから、別方向の対応策としては直間比率の見直しで消費税の増税するとかかなぁ。
  仮に消費税25%にすると、4億円に対して8千万円の税収増で、それを所得税減税に回せば、1日の1つのイベントだけで例えば800人のしがない労働者の所得税を年10万円も減らせることで社会に還元して、それをもって罪滅ぼしとするとかかなぁ。