シネサルの「映画のブログ」

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 2008/10/18(土)の日記(東京国際映画祭開幕、トニー・レオン、『レッドクリフ』)

 東京国際映画祭(TIFF)のグリーンカーペット&オープニングセレモニーの生放送の動画配信をPCで見る。
 (公式サイトで録画を配信中)
 16:30から予定通りグリーンカーペットセレモニーが始まり、最初に登場したのが、映画祭大使の木村佳乃、グリーン・アンバサダーの、そしてゲストの中の一番の目玉のトニー・レオンの3人。
 彼らが乗ってきた車が、映画祭のテーマの「エコ」に合わせて、スポンサーのトヨタの低燃費車の「IQ」で、晴れの場のイメージの逆をいく超小型車。
 ただし、この日まわりより頭ひとつ飛び出た身長の高さが常に目についた杏や、後に「アジアの巨人」阿部寛もIQに乗って来たので、決して狭っ苦しい車でないことはアピールできていた。
 トニーは大スターなのに、こういう晴れやかな場所には慣れないのか、今回もオドオドしたようないっぱいいっぱいの表情
 おまけに高身長の女性2人に両脇を挟まれて、ヒール込みでトニー比で20センチぐらい高い杏はしょうがないとしても、実際にはトニーと同じくらい佳乃と比べても体型の違いで低く見えてしまう。
 さらに、トニーは横並びで立ちポーズをとった後、カーペットを進まず一旦退場して、約90分後にセレモニーの最後に『レッドクリフ』チームと共に再度現れるまでどこかで待機していた。
 つまり、この最初のトニーの登場は「つかみ」だったわけだが、逆に彼はつかみ役を任されるほどのスターだと言える。
 その後、グリーンカーペットセレモニーをずっと見続けるが、着飾って普段と違う姿をしているせいか、誰だか判別できない人多かった。(伊藤歩とか)
 三菱自動車のCMに出ている宮崎あおいちゃんは、トヨタの車に乗って現れるわけにはいかず、会場の六本木ヒルズまで東京メトロに乗って来たらしい。(ウソ)
 その日のまえにの関係者大勢を引き連れた大林宣彦監督は、老いも若きも、それにこの映画が遺作になったあの世にいる峰岸徹さんも加えて、多くの人々が関わった映画だとインタビューに答えていた。
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 全体的な感想は、まあ重箱の隅をつつくように色々とコメントしようと思えばできるんだけど、良くも悪くも(正確には「悪くも悪くも」)今の日本における映画を含んだ芸能の地位が反映されているといった感じ。
 だから、映画祭の枝葉末節に対してコメントする人がたくさん現れるかもしれないけど、なんとか変えたいと思ったら、映画祭の方ではなく大元の芸能に対する日本人の意識の方に対してコメントすべきだろう。
 そして、芸能に対して意識が低いのは、それ自体の問題よりも、芸能に触れることを通して自分自身を振り返る機会が少ないと思われることの方が問題で、それは一言で言えば「きちんと生きていない」ことを意味するから。
 芸能の受け手ではなく、やっぱり映画祭の作り手の問題として批判するのなら、単なる批判のみではなく、代替案とそれによる具体的な改善の見込みを示して欲しい。
 私はそれを示すことが出来るとは思えないから、そんな批判は無意味だと思っているので。
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 夜、SmaSTATIONのゲストはトニー・レオン
 先ほどのTIFFの特別招待作品『レッドクリフ』のTOHOシネマズ六本木ヒルズでの上映の舞台挨拶が終わって、そのまま隣のテレビ朝日に移動しての出演。
 ゲスト出演の内容は、稲垣吾郎による新作映画採点「月イチゴロー」と、アジアイケメン若手俳優ベストテンの発表のコーナーをほとんど観てるだけなのと、『レッドクリフ』についてのトーク
 TIFFのセレモニーの余裕の無い表情とは違って、テレビ出演は気楽なのかリラックスした雰囲気。
 彼はいったい何に緊張していたんだろう
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 深夜、「テラコヤ!」を観る。
 今回はレッドクリフの特集で、ゲストは出演者の中村獅童
 彼はTIFFの舞台挨拶には現れなかったけど、よく考えたら最近父親が亡くなっても出演中の公演に出演し続けたぐらいだから、舞台挨拶は無理だったか。