シネサルの「映画のブログ」

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「刑事コロンボ『策謀の結末』」 ★★☆

【原題】The Conspirators(意味「共謀者たち」)
1978年、アメリカ、カラー、1:1.33、吹替、97分
【監督】レオ・ペン
【出演】ピーター・フォーク、クライヴ・レヴィル、L・Q・ジョーンズ、他
2017/03/11(土)鑑賞、2014/09/16放映(NHK-BSプレミアム)
<ストーリー>
 元イギリスのテロリストで、アメリカに逃げてきて平和主義の詩人として成功したデブリン(レヴィル)は、裏で北アイルランドの過激派に武器を送っていた。
 彼に銃を手配している男が泊まるホテルに行き、取引の不正を指摘して、撃たれる前に逆に射殺した。
 コロンボ(フォーク)は、事件の直前に被害者がデブリンの書店イベントに来てサインしてもらった著書を持っていたことから、デブリンにつきまとう。
 武器密輸の件を次々と暴いていくも、デブリンの関与には結び付けられなかったが、現場に落ちていたウィスキーの瓶の傷が、デブリンがボトルキープしていた物の傷と一致し、銃を積んだ船も捜索された。
<感想>
 これも、最初にNHK総合で放映された時にカットされたシーンを復活させ、空白の吹き替えを新たに追加したノーカット版。
 コロンボシリーズの犯人はキザに振る舞うことが多く、それが味わいになることも、嫌味や不自然になることもあるのだが、本作はちょうどいいレベルで維持し続けて、格調高く絞められた感じ。