シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『詐欺師の神託』」 ★★

【原題】The Choice(意味「選択」)
シーズン4、第25話
1970年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】アラン・グリーディ【脚本】ポール・プレイドン【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、レナード・ニモイ、グレッグ・モリス、ピーター・ルーパス、他
2017/09/28(木)17:58再放送、BSジャパン、2017/09/30(土)鑑賞
<ストーリー>
 自称神秘主義者のボルトラン(ニモイ)は大公妃テレサに取り入り、次期国王に指名され独裁者になることを狙う山師だった。
 ジム(グレイヴス)率いる奇術団に成りすましたIMFは、客席のボルトランの目の前で、死刑囚役のパリス(ニモイ、二役)を電気椅子で処刑するショーを見せた。
 大公妃が開館式に出席する予定の平和記念館にジムが潜入し、演台に電線を繋げて、パリスと共に警備員にわざと捕まった。
 宮殿でボルトランは瓜二つのパリスを尋問し、ピカード首相がパリスにボルトランの身代わりをさせ、電流でも死なずに不死身を見せて、大公妃に次期国王にピカードを指名するよう進言する計画を聞き出した。
 ボルトランは2人に自分に寝返り、最後に本物の自分と入れ替わって、暗殺未遂でピカードを逮捕する計画に変更するよう命じた。
 その夜、バーニー(モリス)が宮殿に忍び込み、大公妃の部屋に弾着を数個仕掛けた。
 開館式に、欠席した大公妃に代わって、ボルトランに成りすましたパリスが演台に立ち、予定通り感電しながらも生き延びたが、本物のボルトランは警備員に扮したバーニーとウィリー(ルーパス)に麻酔銃で眠らされ、パリスは入れ替わった後のボルトランに成りすまして宮殿に向かい、ボルトランと眠らされたふりのジムは始末するためにバーニーとウィリーに連れ出された。
 目覚めたボルトランは、空砲入りの拳銃をウィリーから奪って逃走して宮殿に向かい、大公妃の部屋でパリスに向かって発砲し、バーニーの仕掛けた弾着と血糊で撃たれても不死身なことで本物のボルトランだと思わせ、ニセ者とされたボルトランは射殺された。
 パリスは本物のボルトランとして大公妃にトリックをばらして宮殿から立ち去り、ニセ者と見抜いたピカードはパリスに礼を言った。
<感想>
 ストーリーも作戦も登場人物のキャラも地味な部類の作品。
 銃の中の実弾と空砲の数を細かく打ち合わせた作品なので、ちょうどのタイミングなのがご都合主義なのだが、「スパイ大作戦」としては程度が軽い方。
 通貨単位がフランだったので、舞台のモデルはモナコ公国かな?
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