シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『毒ガス警報!(毒ガス!全市滅亡の危機)』」 ★☆

【原題】Nerves(意味「度胸」)
シーズン6、第12話
1971年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】バリー・クレイン【脚本】ヘンリー・シャープ、ガリー・ベイトソン【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、グレック・モリス、リンダ・デイ・ジョージ・ピーター・ルーパス、クリストファー・ジョージ、タイン・デイリー、他
2018/03/26(月)17:58再放送、BSジャパン、2018/03/26(月)鑑賞
<ストーリー>
 陸軍の毒ガスを盗んだ殺し屋ウェンデル(クリストファー・ジョージ)が、引き換えに兄のケイマン釈放を要求した。
 さらに、ボンベが腐食して、43時間後には漏れ出す恐れがあった。
 ウェンデルが信頼するセレタ(デイリー)に接近するために、彼女が収監される車にケイシー(ジョージ)が服役囚に成りすまして同乗し、ジム(グレイヴス)が襲撃して手錠でつながった2人を脱走させ、ジムがケイシーの為に用意した車でウェンデルの潜伏場所に逃げた。
 ケイシーを疑ったウェンデルはスパイの看守に調べさせ、ニセの書類で疑いは晴れたが、持病があったケイマンが死んだことをジムは隠した。
 ジムが当局の責任者を名乗ってウェンデルと電話で交渉し、IMFメンバーのビルがケイマンに変装してジムと共に取引場所に行ったが、現れたウェンデルの部下のタリーはガスを渡さず、ビルを連れ去って行った。
 アジトに来たビルは、再会したウェンデルにガスを返すことを勧めるが、逃走の為にはガスをテロリストに売った方が良いと主張するウェンデルにに従った。
 密かに霊安室に運ばれた死体がケイマンだと気づいた看守が、タリーに報告しようと電話をかけるがつかまらなかった。
 タリー以外の4人が車でガスの隠し場所に向かうが、ウェンデルはタリーに、セレタとケイシーは金を受け取ったら殺そうと言った。
 別の車に乗ったタリーに、看守からケイマンが死んだとの情報が入り、ガスの隠し場所の天文台に入って、中にいたウェンデルに知らせ、ビルの変装がばれて殺されそうになったところに、ウェンデルを尾行していたいたジムが駆けつけて救出した。
 逃げたウェンデルはガスを漏らして街中の人間を殺そうとするが、自分が死にたくないと思ったタリーと相撃ちになった。
 ウェンデルは傷つきながら望遠鏡のドームに上り、そこにあったボンベを撃とうとしたが、ジムに射殺され、ボンベはコンクリート詰めにされた。
<感想>
 作戦が簡単すぎて、見た目にも地味だと、「スパイ大作戦」の良さを発揮するのは難しい。
 クライマックスの舞台は『理由なき反抗』『ラ・ラ・ランド』でもおなじみのロサンゼルスのグリフィス天文台で、やはり画になる場所。
 タイン・デイリーはまだ駆け出しの頃で、良い芝居も見せていたのだが、出演シーンは十分でなかった。
 クリストファー・ジョージは、1983年に52歳で心臓病でなくなっていて、その時の妻が1970年に結婚したケイシー役のリンダ・デイ・ジョージだったと今知った。