シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『ブードゥー教の怪』」 ★☆

【原題】Incarnate(意味「化身」)
シーズン7、第14話
1972年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】バリー・クレイン【脚本】バック・ホートン、スティーヴン・カンデル【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、グレック・モリス、リンダ・デイ・ジョージ、ピーター・ルーパス、キム・ハンター、他
2018/06/25(月)17:58再放送、BSジャパン、2018/06/25(月)鑑賞
<ストーリー>
 犯罪組織のボスのハンナ・オコンネルは、裏切って告発した息子のロバートを殺して海に沈め、もう一人の息子のトーマスとジャマナ島に逃げた・
 ジム(グレイヴス)は彼女をアメリカに連れ戻し、盗んだ金塊を奪還する事を命じられた。
 ハンナの屋敷の使用人として潜入したケイシー(ジョージ)は、やってきたハンナとトーマスに、屋敷はブードゥーに呪われていて、他の使用人はブードゥーの太鼓の音に恐れて全員前日に出て行ったと言った。
 ジムが屋敷に現われて、麻薬を飛行機で密輸するので買い取ってほしいと持ち掛けたが、ハンナは断った。
 屋敷の隠し部屋に潜んだバーニー(モリス)とウィリー(ルーパス)が、ハンナの寝室にロバートの幻覚を映してハンナに見せた。
 ケイシーは、使用人を探すハンナを、仲介人に扮したバーニーの骨董店に連れて行き、ハンナはそこで最近船員が持ち込んだロバートの指輪を見つけ、バーニーは呪いの現象を起こして「人が水で死ぬ」と予言して、指輪をハンナに譲った。
 ケイシーは、ハンナの寝室の外で見張っていた部下に睡眠薬入りの飲み物を飲ませ、翌日彼は庭の池で水死体で見つかり、ケイシーと深い中の医者に扮したウィリーが屋敷に呼ばれて「心臓発作で池の中に倒れたのだろう」と言った。
 ハンナはバーニーの店に行って予言が当たったと言って更に問い詰め、バーニーは「あなたの中に死んだ人に嫌われている邪悪な物があり、水と空気と火による死が起こす。追い払うには儀式を行うしかない。」とハンナに言った。
 ハンナの留守中に、屋敷でジムとウィリーがもう一人の部下を拉致し、現われたウィリーにケイシーがトーマスに心移りしたように見せかけた直後に、ハンナが部下の首つりしたいを見つけ、彼女はバーニーに儀式を依頼した。
 ケイシーとトーマスが2人でいたところに、ウィリーが乱入してきてトーマスに襲い掛かり、ケイシーに手渡された銃でトーマスがウィリーを射殺したように見せかけた。
 トーマスは逃走するために金の隠し場所に行き、ケイシーが彼を薬で眠らそうとしたが、トーマスは逆にケイシーを気絶させて逃走した。
 その夜、屋敷でバーニーがブードゥーの儀式を始め、「俺の魂は金に縛られているから、隠し場所を言え」と言うロバートの映像を映し、ハンナを薬で眠らせ、彼女が持っていた銃の弾丸をすり替えた。
 死んだはずのウィリーがジムに電話をかけているのを、トーマスが窓の外から見た。
 ハンナが翌日目を覚ますとそこはとある村で、ウィリーが解剖に回したはずの部下の遺体があり、現われたケイシーの車で一人で屋敷に戻り、バーニーを銃で脅して「誰の仕業でだました?」と尋問し、バーニーは「トーマスが金を奪う目的依頼した。昨夜、金の隠し場所をうわごとで彼に教えた。」と言い、ハンナはバーニーに発砲した
 ハンナは金塊の隠し場所に先回りするために、ジムを電話で呼びつけ、飛行機でアメリカに密入国させる事を依頼した。
 その様子をトーマスが庭から見ていたが、バーニーが彼を見つけて気絶させて動きを封じた。
 ハンナとジムは金塊が残っている事を確認したが、警官隊が現われてハンナは捕まった。
<感想>
 「ターゲットがオカルトを信じることにより、思ったように行動させる」のパターンの作戦で、この設定だと何でもありだし、IMFがリ危機にさらされることもほとんどなくなって、必ずと言っていいほどつまらなくなる。
 他にも「ターゲットがこのように行動する筈だ」という予測が当たらないと成立しない作戦でもあり、この点でも都合の良すぎるストーリーだった。
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 前回のロディ・マクドウォール出演の13話の感想でキム・ハンターを取り上げたら、14話で彼女が登場。
 1922年生まれだから、この時は50歳ぐらい。