【11/22(日)、雨、曇】
2時間ぐらい眠って目が覚め、今日も聖蹟桜ヶ丘に向かい、「TAMA NEW WAVE」の一般審査員の集合時間10:00に余裕で会場のヴィータホールに着く。
10:30から上映が始まり、各作品のスタッフとキャストの舞台挨拶に続いて本編の上映という順序で進む。
まず1本目『mon amour, mon amour』(★☆)。
同棲中のカップルの家に女の友達が居座り続けたことがきっかけで、互いに相手の恋愛感情に疑問を持ち始めるという、判りにくい心の内面を判りにくく描き、本当の結末のかなり手前の段階で映画を終わらせたりしている。
続いて、11:30から2本目『INTERSPACE』(★☆)。
進みたい進路が定まらないまま受験のままならなさに悩まされるという、SFにしては解りやすい設定と作りの映画。
12:20から休憩で、場外に出てカレー屋とコーヒーで腹ごしらえをして、13:10に再入場し、すぐに3本目『ヘビと映子と佐藤のこと』(★★)。
展開が意表をついていて、そっち系のネタ映画志向なのかと思っていたら、後のトークショーで人間関係がテーマであるようなコメントを監督が言ったことが意外だった。
続いて4本目『東京』(★★)。
芝居とかその撮り方が安定していて、ただし「東京の3つの人間模様を描いたから、それが何? それで『東京』?」という突っ込みが入るところが弱点か?
続いて5作目『最低』(★★☆)。
総勢6人の関係が、片想い、3股、略奪愛と、まともな相思相愛がない状態でのドタバタドロドロが面白い。
最後は6作目『ロックアウト』(★★)。
冒頭、暴力映画と思わせるシーンがあるが、実は良識派の映画。
画的にはいいんだけど、後で審査員に指摘されていたように、回想シーンが多めだったりで、途中かったるいと思うこともしばしば。
以上、ノミネート全6作の上映が終わって、審査員として採点表を提出し、続いてはゲストコメンテーターの矢崎仁司監督とユーロスペースの北條誠人支配人が6人の監督たちに壇上で直接講評。
その次は審査発表で、プロと一般審査員の選考結果が割れたので、プロが選んだ『ロックアウト』が特別賞、一般審査員が選んだ『最低』がグランプリという結果になった。
まあ、安定感があったと思ったのが(4)(5)(6)、オリジナリティを感じたのは(3)(5)だったから、妥当な結果だと思う。
ほぼ予定の19:20に全プログラムが終わり、その後の懇親会にはさすがに行く勇気がないので、そのまま駅へと向かう。
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この後、チネチッタでの『母なる証明』(★★★)のレイトショーを観に行く予定を立てていたが、少し眠かったので迷う。
でもせっかくなので観に行くことにし、聖蹟桜ヶ丘駅から京王線で分倍河原に行き、そこで南武線で川崎に向かうという初体験のルート。
分倍河原から川崎まで遠かった。
車内でほとんど座らずに立っていたけど、立ちながら眠ろうか?と思った。
川崎駅からチネチッタまで歩いてチケットを購入したのは、開映時刻21:15の30分ぐらい前で、人ごみのせいでうまく時間をつぶせずにいながら、21:00にやっとスクリーン2に入場。
お客さんは20人ぐらい。
終映は予定通り23:30で、南武線の登戸行きの終電が23:41発と時間的余裕が無いことが判っていたので、駅へと急いで間に合い、家に着いたのは25:00少し前。
それにしても、『母なる証明』の気合のこもった演出には圧倒された。
最近、邦画であんまりなものを観たとき、「予算が無かったんだろうからしょうがないか?」、「撮影や準備の時間が無かったんだろう」みたいな同情的な感想を抱くことが多かったんだけど、そんな言い訳はやっぱり良くないと考えを改めた。
準備不足だったとしても、日ごろからアイディアのストックを用意するなどして乗り切ること、最悪失敗しても努力の痕跡を見せることがプロの最低ラインだと思う。
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【11/23(月=祝)】
今日も「映画祭TAMA CHINEMA FORUM」に行こうと思い、開演時刻11:00の1時間ぐらい前に家を出たら間に合うだろうぐらいで、時刻表を調べないで家を出る。
そうしたら、余裕を持たなかったことが災いして、8分に1本ぐらいで来るはずの永山駅から聖蹟桜ヶ丘駅までのバスが15分ぐらい来なくて、しかも途中で道路工事をやってたりして、ヴィータホールに着いたのは11:05ぐらい。
そして『腐女子彼女。』(★)の上映がすごし始まった頃に入場。
お客さんは40人ぐらい。
次に13:00から『非女子図鑑』(★★)の上映。
ビデオプロジェクター上映画面が、おそらく元画面が16:9であるにもかかわらず、4:3のスクイーズのまま上映されたので、水平方向の圧縮画像になっていた。
でも、気づかなかったのか、気づいていてもリカバリー出来ないと判断したのか、そのまま最後まで上映された。
おかげで、この上映の後のトークショーでゲストに来ていた足立梨花ちゃんが、実物は普通なのにスクリーン上では異様にひょろ長かったりしたんだけど、意外と誰も気づかないのね。
15:30頃にトークショーは終わり、スタバで眠気覚ましのコーヒーを飲んでから、次の部「沖縄国際映画祭プレゼンツ」の開場時刻16:15に入場。
まず『南の島のフリムン』(★)の上映に続いて、監督&出演のガレッジセールの2人が登壇し、おそらく彼ら目当てに詰め掛けた観客役70人に迎えられる。
ゴリ監督は沖縄の映画をまた撮りたいと言っていたけど、感想に書いたように、「沖縄映画」だったらいいけど「沖縄ネタ映画」はもうやめてね。
そんなゴリの抱負よりも、釣り好きの川ちゃんが、最近巨大マグロを釣った松方弘樹を超えたいと言っていた方が気になったりして。
それより、今回一番のヒットが「冒頭の下ネタも沖縄ではありふれた風習なのか?」と質問したお客さん。
おかげで、あれも映画の中の多数の沖縄のあるあるネタの1つだという誤解がキッパリ否定されて良かった?
トークショーが終わって、続いて「YOSHIMOTO DIRECTOR’S 100」から『日の出アパートの青春』(★★)と『デリバリー?』(★☆)の短編2本の上映。
かなり眠気に襲われたが、映画の面白さも手伝ってなんとか乗り切る。
終映は20:07頃で、帰りのバスで15分ほど熟睡して終点で起こされた。
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家に帰って一旦眠ってから夜中に起き、テレビ東京26:00-26:30の「おねだりマスカット」(★★★)。
「麻美ゆま 涙のリサイタル」に大笑い。
彼女はいいなぁ。
ひどい出来のドラマだと思いながら「嬢王Virgin」(★)を観続けているけど、1番の目当ては多分彼女。
2番目は、黒川芽以のキャスティングの狙い。
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