シネサルの「映画のブログ」

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「新・刑事コロンボ『殺意のナイトクラブ(虚飾のオープニング・ナイト)』」 ★★

【原題】Columbo Likes the Nightlife(意味「コロンボは夜遊びが好き」)
2003年、アメリカ、カラー、1:1.78、吹替、88分
【監督】ジェフリー・ライナー
【出演&製作総指揮】ピーター・フォーク
2016/01/09(土)鑑賞、2016/01/07(木)放映(17:00、BS-TBS)
<ストーリー>
 ナイトクラブの開店を目前にしていたジャスティンは、彼の恋人で女優のヴァネッサの元夫トニーが出資してくれることになったが、トニーがヴァネッサの家を訪ねて、やきもちからもみ合いになってトニーが死んでしまう。
 ジャスティンとヴァネッサは、資金が振り込まれるまでトニーが生きているように工作した。
 しかし、ジャスティンの顔見知りのジャーナリストのリンウッドが、マフィアの息子であるトニーをつけていてヴァネッサの家を監視していた時に事件を目撃し、2人を脅した。
 ジャスティンがリンウッドの家を訪ねて自殺に見せかけて殺してネガや資料を持ち去った。
 コロンボは、リンウッドの資料を手掛かりに2人のつながりをつかみ、ナイトクラブ開店の日に、床に埋め込んだ鯉の水槽の下からトニーの死体を見つけた。
<感想>
 コロンボの最終作になった作品だが、犯行は突発的で知的さには欠けるし、クラブの話のせいかBGMもコロンボに不釣り合いなテクノ系だったりと、3年ぶりの新作製作の意義があまり感じられない作品。
 それでも、手がかりをたどって真相にたどり着く過程の描き方が丁寧だったり、計画性のない犯行なだけに犯人の真理の不安定さがよく描かれていたりと、作りは丁寧なのは救い。