シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『奇跡のカムバック 前篇&後編』」 ★★ 

【原題】The Contender(意味「選手」)Part 1 & Part 2
シーズン3、第2話&第3話
1968年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分&45分
【監督】ポール・スタンリー【脚本&製作】ウィリアム・リード・ウッドフィールド、アラン・ボルター【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、マーティン・ランドー、バーバラ・ベイン、グレッグ・モリス、ピーター・ルーバス、他
2017/04/26(水)再放送(17:58 BSジャパン)、2017/05/03(水)鑑賞
<ストーリー>
 アメリカのスポーツ界を牛耳ろうとしているバックマンの野望を阻止するため、シンジケートのボスのウエランと組んでいる資金源のボクシングの八百長試合を利用しようとジム(グレイヴス)は思った。
 兵役中のケガで再起不能になった元ボクサーのレモインにバーニー(モリス)が成りすましてカムバックした。
 シナモン(ベイン)は色仕掛けでバックマンとお抱えのチャンピオンのステイチェックに接近し、ジムはウエランを事故から助けて彼のノミ屋の事務職に就いた。
 ステイチェックの試合相手を探していたバックマンは、試験としてバーニーにスパーリングさせ、リングに仕掛けたガスで相手を弱らせてバーニーが勝った。
 バックマンは脅してバーニーの八百長の契約をさせ、バーニーは勝ち星を重ねてステイチェックとのタイトル戦が決まり、わざと負けるように言われた。
 ウエランのノミ屋でバーニーに大金を賭け、バーニーが八百長を破って試合に勝ち、大金を賭けたのはバックマンの指図を受けたシナモンであるかのようにジムとシナモンが見せかけたことで、ウエランは裏切ったバックマンを射殺した。
 選手控室でバーニーとレモインが入れ替わり、レモインは引退を発表した。
<感想>
 いつもの作戦はせいぜい数日間だが、今回はバーニーがプロボクサーとして数試合行っているので、少なくとも1か月かかっている異例の展開。
 尺も二部構成でいつもの倍。
 でも、その割に作戦の密度は薄くて、裏工作のシーンの量も内容も物足りない。
 さらには、バーニーにプロボクシングのタイトル戦に出場させるというのは、作品の成功の確実性を低くしている。
 「スパイ大作戦」の成否は作戦の出来の要素が大きく、作戦に不備があると作品も見劣りすると改めて思った。