シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『潜水艦での出来事』」 ★★☆

【原題】Submarine(意味「潜水艦」)
シーズン4、第7話
1969年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】ポール・クラスニー【脚本】ドナルド・ジェームズ【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、レナード・ニモイ、グレッグ・モリス、ピーター・ルーパス、リー・メリウェザー、他
2017/08/24(木)17:58再放送、BSジャパン、2017/09/04(月)鑑賞
<ストーリー>
 ナチの戦犯シュテルマンの東ヨーロッパ共和国での刑期が3日後に終わり、彼が隠し場所を知るヒトラー親衛隊のSS資金を、ナチ再興を企む組織が狙っていて、一方同国のサドナー大佐もシュテルマンを毎晩刑務所から警察署に連れ出して隠し場所を尋問していた。
 IMFは刑務所に戻る護送車にガス弾を撃ち込み、眠ったシュテルマンを車ごと拉致して近くの倉庫に隠した。
 シュテルマンが目覚めると、IMFメンバーが乗組員に扮してSS本部に向かって操舵している潜水艦のセットの中だった。
 シュテルマンと共に連れてこられた役のトレーシー(メリウェザー)が、口を割ってSSの秘密を話したと元SS役パリス(ニモイ)に疑われ尋問され、瀕死の状態のまま艦の外に捨てられた。
 同じく疑われたシュテルマンは、スイス銀行に資金が残っていることで秘密を守ったことを証明するといった。
 潜水艦が駆逐艦爆雷を受け、撃沈させたと見せかけるために、艦長役のジム(グレイヴス)は、備品と一緒にパリスも艦の外に放出した。
 2人きりになり、1人でハッチから脱出を試みようとするジムに、シュテルマンは裏切者の汚名を晴らすためにと口座番号を託した。
 サドナーは倉庫の場所を突き止めて包囲し、IMFは銃撃戦の再生音を流して負傷者を搬送する振りをして脱出し、中にはサドナーの策略で番号を自白させられたと思ったシュテルマンがいた。
<感想>
 タイムリミットの3日前に指令を受けて、ターゲットの行動パターンを調査して拉致作戦を立てた後に東ドイツっぽい国に潜入して拉致を決行し、作戦の舞台となる刑務所そばの空き倉庫を調達し、内部が本物にしか見えず、油圧で揺れも再現し、配管から蒸気が吹きだしたり脱出ハッチに海水を注入したりもできる潜水艦のセットを作る。
 以上の事を含め、作戦完了まで1〜2日でやってのけるIMFって能力高過ぎ〜(笑)。
 でも、何度も言ってるように、「スパイ大作戦」は嘘っぽく感じるぐらい大げさな作戦の方が面白い。
 最後にネタバラシされたターゲットがきょとんとするほど今回はおおげさで、笑えるオチもいい。
 欠点を言えば、潜水艦内の作戦の筋書きがちょっと雑だったところかな?