シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『血塗られた故郷』」 ★☆

【原題】Homecoming(意味「帰郷」)
シーズン5、第4話
1970年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】レザ・バディ【脚本】ローレンス・ヒース【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、レナード・ニモイレスリー・(アン)・ウォーレン、グレッグ・モリス、ピーター・ルーパス、他
2017/10/17(火)17:58再放送、BSジャパン、2017/10/17(火)鑑賞
<ストーリー>
 ジム(グレイヴス)の故郷の町では若い女が2人が立て続けに絞殺され、ジムの実家の前を車で通ったコニーも、タイヤをパンクされ、物陰からコニーの名を呼ぶメガネの男に襲われ、助けに来たジムに命を救われた。
 保安官の手には負えず、ジムはIMFメンバーに捜査の協力を依頼し、監視機関に成りすましたバーニー(モリス)と他全員がやっ来たが、コニーは殺されてしまった。
 メガネをかけていて、ベトナム帰還兵で精神を病んだセスが疑われ、ジムが彼の家に行くと殺された女たちを含む数人の女の名前のリストがあり、セスは留置場に拘束されたが、バーニーは足跡から犯人は小さな男だと言った。
 セスを告発せず病院に移そうとする保安官に、住民たちがいらだってセスの身が危険になり、コニーの遺体を引き取りに保安官を訪ねたウィリー(ルーパス)が、セスを霊柩車に乗せて連れ去った。
 流れ者に成りすましてバーでウエイトレスになっていたダナ(ウォーレン)をおとりにして、ジムたちはバーを閉店まで張り込んだが、バーの女主人のミッジが子供の頃に男勝りだったことを思い出したジムがバーに駆け込んでダナを救い、彼女がずっと好きだった男が次々と若い女をくどくので女たちを殺したのだった。
<感想>
 IMFメンバーの個人的なトラブルを、全員で私的に解決するストーリーはこれまでもあったが、なんと今回は「犯人捜し」という、全くの別ジャンル。
 複数の怪しい住人たちの中から1時間の尺で犯人を捜すので、謎解きの面白さはかなり希薄。
 それと、ベトナム帰還兵がアメリカ人から歓迎されず、逆に嫌われることの問題を描いていて、これは70年代に多くの映画で取り上げられたが、1970年のこの作品はかなりさきがけ的だと思う。
 原題の「帰郷」はジムのことだと思っていたが、帰還兵のことでもあった。