シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『タイムスリップ(時代逆行30年)』」 ★★

【原題】Encore(意味「アンコール」)
シーズン6、第2話
1971年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】ポール・クラスニー【脚本】ハロルド・リヴィングストン【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、グレッグ・モリス、リンダ・デイ・ジョージ、ピーター・ルーパスサム・エリオットウィリアム・シャトナー
2018/01/09(火)17:58再放送、BSジャパン、2018/01/09(火)鑑賞
<ストーリー>
 犯罪組織の幹部を逮捕するための証拠を得るために、IMFは幹部のクロール(シャトナー)が来た床屋になりすまして薬で眠らせ、1937年にタイムスリップしたと思わせるために、見た目が若い変装を施し、かつての街並みのオープンセットで目覚めさせた。
 クロールは銃撃されたがポケットの時計に当たって命拾いしたと思わせる工作をして、一緒にいた男がライアンに撃たれた変で警察に連行され後に釈放され、今の同僚のスティーブンスの若い頃に成りすましたIMFメンバーが彼を家に連れて行った。
 そこに、病院で爆発物を仕掛けられて死んだライアンの女キャロルの若い頃に成りすましたケイシー(ジョージ)が現れると、自分は彼女を爆死させるように依頼したと話した。
 3人がレストランに行って、待ち伏せたライアンに扮したダグ(エリオット)を血糊で射殺したように見せかけ、店の奥の壁の裏に死体を隠そうとした。
 その様子を無線で聞いていたバーニー(モリス)とウィリー(ルーパス)は、実際の店舗跡に行き、そこにライアンの死体を見つけ、殺人の証拠が得られた。
<感想>
 映画の撮影所のオープンセットを借り切ったことといい、多数のエキストラを雇ったことといい、作戦としては最大級の物量作戦。(「スパイ大作戦」の撮影自体が撮影所でも行われているから、製作の手間や予算としてはいつもとほとんど変わらないのだが。)
 でも、作戦の実態は、ターゲットの過去の出来事の状況を再現することによってだますというもので、成功のカギはターゲットの騙され具合次第で、大掛かりな割に不確定要素が多い雑な作戦。
 状況の変化が突飛すぎるので、ターゲットが状況を理解するまでに時間がかかっているのも、時間の無駄遣いのように感じる。
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