シネサルの「映画のブログ」

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「スパイ大作戦『汚された修道院(酸素テントの中)』」 ★★

【原題】The Cardinal(意味「枢機卿」)
シーズン3、第6話
1970年、アメリカ、カラー、1:1.33、35mm、英語、吹替、約47分
【監督】サットン・ローリー【脚本】ジョン・T・デューガン【エグゼクティブプロデューサー】ブルース・ゲラー
【出演】ピーター・グレイヴス、マーティン・ランドー、バーバラ・ベイン、グレッグ・モリス、ピーター・ルーパス、他
2018/01/22(月)17:58再放送、BSジャパン、2018/01/23(火)鑑賞
<ストーリー>
 明後日の選挙に勝って独裁者になることを狙っている将軍は、唯一彼に反対して自由国家を守ろうとしている枢機卿が修行のために修道院に入ったところを監禁し、替え玉を選挙前日に修道院から出して選挙を勝とうとしていた。
 バーニー(モリス)とウィリー(ルーパス)が、病原体を仕込んだ蚊を修道院の窓から中に放ち、刺された替え玉が高熱で倒れた。
 将軍が修道院から病院に電話を掛けるが、職員に成りすましたシナモン(ベイン)がペストが発生したといって断り、医者に成りすましたジム(グレイヴス)を看護師役のシナモンが修道院の近くを通りかかったところを将軍が入れて、留まって治療をするように命じた。
 ローラン(ランドー)が、枢機卿の古い友人の教皇代理として修道院に表れ、将軍とジムが許可して面会し終わると、将軍に枢機卿が偽者だと言ったことで、将軍はローランを彼の定番の殺害方法である地下埋葬所の石棺に入れて窒息死させようとした。
 ローランは、身に着けていた十字架がたのジャッキで石棺の蓋を開けて抜け出し、内側からしか開かない埋葬所と地下トンネルとの間のドアを開けてバーニーとウィリーを中に入れ、3人は枢機卿の寝室の隣にある本物の枢機卿が監禁されている部屋に入り、ローランが枢機卿に変装して監視の目をそらしているうちに、バーニーとウィリーが寝室との間の壁の石を抜いて穴を開けようとし始めた
 ジムは、治療と称して替え玉が横たわる寝室のベッドを酸素テントで覆い、内側を曇らせたところで、穴を通して枢機卿と替え玉を入れ替えた。
 替え玉になりすました枢機卿は、回復したので予定通り修道院前で記者会見に出ると言い、記者たちの前で自分への協力を表明すると思っていた将軍は、枢機卿が将軍の悪事を暴いて車で立ち去ったことに驚き、ローランたちも記者に変装して修道院を後にした。
<感想>
 秘密装置の面白さで見せるようなトリッキーな展開ではなく、堅実な作りでまずまずの緊張感。
 説明不足と思われることが2つ。
 替え玉の枕の下に入れた装置について説明がなかったが、つまみを動かして替え玉の病状を重くしたり軽くしたりするもののように見える。
 地下トンネルに居たバーニーとウィリーが苦しそうにして、ローランがドアを開けるのを待っていたが、酸欠とか暑いとかの原因には言及してなかった。