シネサルの「映画のブログ」

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 シネマトゥデイ、「松本人志監督、北野監督については「もう、えーやん!」とうんざり?」 ☆

 まず、この記事のタイトルを読んで連想されるのは、『大日本人』の監督の松ちゃんが、同日公開作品の『監督・ばんざい!』の北野武監督に批判的だということだろう。
 でも、記事の本文を読むと…(注意:本文は読みに行かないことを希望します。アクセスカウンターの値を増やしてシネマトゥデイを儲けさせたくないので。実際、たいした内容ではなく、以下の文章を読めば十分です。)、内容は初日の舞台挨拶とその後のマスコミ向けの記者会見全般にわたるもので、北野監督についてはその間に一言っただけで、ごくごく一部。
 だったら、タイトルは「『大日本人』初日舞台挨拶(&松本監督コメント)」ぐらいにしといたほうが正確だろ。
 それに、その北野監督について言ったところも、
  「(舞台挨拶の後)150人もの報道陣から囲まれた松本は、北野監督について問われると「もう、えーやん!」とうんざりムード。」
 とあり、これはその前の舞台挨拶でも、
  「『監督となったいきさつ』を質問されると『それ聞かれるの104回目ですわ』と苦笑い」
 と書かれているように、うんざりしているのは北野監督に対してではなく、同じことを何度も質問してくるマスコミに対して。
 それ以降のマスコミの質問も、
  「相方の浜田さんの感想は?」
  「尼崎のおかんは映画を観たか」

などのどうでもいい内容ばかりで、北野監督についての質問もそれらと同様、たいした意図もないと思われるから、松本監督がまともに答える必要もなく、「もう、えーやん!」と受け流したのも無理もない。
 以上の内容をまとめると、あのサイトは、
  ●記事のタイトルに、本文の内容に沿ったものではなくセンセーショナリズムで捻じ曲げたものをつけた。
  ●松本監督によるマスコミに対する不満を、北野監督批判であるかのように捻じ曲げて伝えた。
  ●マスコミ批判のような、自分たちに不利益な事実は捻じ曲げて伝える傾向がある可能性がある。
  ●以上のことを故意で行っているのではなく、無自覚に支離滅裂な記事を流しているだけの可能性がある。

 以上。