もちろんご存知のように本人は素敵な方だったし、数々の映画などに出演したのだが、「あの出演作のあの演技」というのが具体的に思い浮かぶほどではない。（まさか、『マグマ大使』や『みんな〜やってるか！』などでのスターリンの役なんかについて言ってもしょうがないし。）
代わりに、彼についてのエピソードといえば、本人によるとルキノ・ヴィスコンティ監督から『山猫』への出演を依頼されたのだが、撮影中に監督と一緒に暮らすことが条件だったため、そうまでして出演したいとは思わなかったので結局断ったというもの。
ちなみに、その役は結局アラン・ドロンが演じたのでした。
ヴィスコンティ監督を良く知らない人のために念のため付け加えると、彼は生涯独身で『ベニスに死す』なんて映画を作っています。
