シネサルの「映画のブログ」

星(★/☆)の採点は、★4つで満点 ☆は0.5 ★★★★人類の宝/★★★☆必見/★★★オススメ/★★☆及第点/★★中間レベル/★☆パスしてよし/★ひどい/☆この世から消えろ

2006-01-01から1年間の記事一覧

 「とくダネ!」おすぎのエンタメ切り捨てごめん!(6/09)

フジテレビ系、09:25〜09:40 先週の予告どおり、この番組について。 まず、興行成績ベスト5で始まり、3位の『ポセイドン』に対し、 おすぎ「『ポセイドン』なんか、観たってつまんない。」 笠井「迫力あったじゃないのぉ〜。」 と、相変わらず信頼度0パーセ…

 「とくダネ!」おすぎのエンタメ切り捨てごめん!

フジテレビ系、毎週金曜、08:00-09:50(コーナーは09:10頃から) 日本のテレビでの映画ジャーナリズムは、メディアによる批評などというものはほとんど無く、配給会社などがお膳立てしたものをそのまんま伝えるだけで、付加するものと言えば誉め言葉のみ(駄…

 【訃報】田村高廣(田村高広)

阪東妻三郎の長男で、阪妻亡き後俳優デビューした彼は「二代目阪妻」を期待されたのだが、結局生涯「高廣」で通したのは、豪快な阪妻とは正反対のタイプの役者だったから。 実際、彼も「あの映画のあの演技」といった強烈な印象はないのだが、それは悪い意味…

 【訃報】岡田眞澄(岡田真澄)

もちろんご存知のように本人は素敵な方だったし、数々の映画などに出演したのだが、「あの出演作のあの演技」というのが具体的に思い浮かぶほどではない。(まさか、『マグマ大使』や『みんな〜やってるか!』などでのスターリンの役なんかについて言っても…

 【訃報】今村昌平監督

私が語るよりもっとふさわしい人が数々のコメントを発していると思うので、私は『赤い橋の下のぬるい水』(2001年)について。(ちなみに、彼の遺作はこの次に作られた『セプテンバー11』(2002年)の一編。) あの映画は、主人公の役所広司が、知り合った清水…

 「たけしのコマネチ大学数学科」

最近多く作られているクイズ番組のほとんどが一般常識レベルの問題なのに対し、この番組は大学レベルの数学の問題で未だかつてない圧倒的な難しさで、それだけに解いてやろうと真剣になって見ているのだが、未だに解けた問題はない。 今日の問題は「必勝法」…

 6月3日(土)公開の映画の出来予想

あくまで観てない映画の期待度なので、はずれてたらごめんなさい。 その他の映画の予想はこちら。 [★★★★:必見 / ★★★:たぶん観る / ★★:観ようかやめようか… / ★:観ないほうがいい気がする] 『ココシリ』 ★★ チベットで密猟者を追うパトロールの話で、いい…

 『河童』 ★★

2006年、日、カラー、ビデオプロジェクター上映、WMCつきみ野 監督:秋原正俊 原作:芥川龍之介 出演:谷中敦、小倉一郎、梅津和時、綾田俊樹、松田洋治、山本淳一、他 低予算ながら最大限の努力で河童の世界を違和感無く作り上げている。(感想追加予定)

 『富嶽百景 遥かなる場所』 ★☆

2006年、日、カラー、ビデオ上映、WMCつきみ野 監督:秋原正俊、原作:太宰治 出演:塚本高史、田丸麻紀、小橋めぐみ、小林涼子、綾田俊樹、他 画面の力が弱すぎるなぁ。ただでさえドラマチックとは正反対のタイプの物語なのに、観ていてすぐ飽きる。 (感想…

 5月27日(土)初日の映画の出来予想

あくまで観てない映画の期待度なので、はずれてたらごめんなさい。 その他の映画の予想はこちら。 [★★★★:必見 / ★★★:たぶん観る / ★★:観ようかやめようか… / ★:観ないほうがいい気がする] 『インプリント ぼっけえ、きょうてえ』 ★★ とんでもなく凄くて…

 『ニュー・ワールド』 ★★★

原題:"The New World" 2005年、米、カラー、字幕、WMCつきみ野 感想 監督&脚本:テレンス・マリック 出演:コリン・ファレル、クオリアンカ・キルヒャー、クリストファー・プラマー、クリスチャン・ベイル、他 心の安息を求めてさまよう人々の姿が、彼らの…

 『プロデューサーズ』 ★★

原題:"The Producers" 2005年、米、カラー、字幕、WMCつきみ野 感想 監督:スーザン・ストローマン 製作:メル・ブルックス、ジョナサン・サンガー 脚本:メル・ブルックス、トーマス・ミーハン 出演:ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サ…

 『緑茶』 ★★★

原題:"緑茶 / Green Tea" 2002年、中国、カラー、字幕、東京都写真美術ホール 感想 監督:チャン・ユアン 脚本:チャン・ユアン、ジン・レンシュン 撮影:クリストファー・ドイル 出演:チアン・ウェン、ヴィッキー・チャオ、他 瓜二つの女は同一人物か?彼…

 『嫌われ松子の一生』 ★★★☆

英題:"Memories of Matsuko" 2006年、日(東宝)、カラー、よみうりホール 感想 監督&脚本:中島哲也 原作:山田宗樹 出演: 中谷美紀、瑛太、伊勢谷友介、香川照之、市川実日子、黒沢あすか、柄本明、木村カエラ、蒼井そら、柴咲コウ、片平なぎさ、本田博太…

『ディープ・ブルー』(2003英=独) ★☆

原題:"Deep Blue" 2003年、英=独、カラー、WOWOW録画、【感想】 海の映像を様々撮り集めた努力は買うけど、基本的にそれらを情感たっぷりに編集しただけの、使い古されたコンセプトの映画。

 イ・ビョンホンのファンイベントに42000人

2006年5月3日、東京ドーム、サンケイスポーツ他より ちなみに、この入場料は9800円なので、売り上げはざっと4億円。 この数字が何を意味するかというと、彼の最新出演映画の日本での興収が、去年の『甘い人生』が6億4700万円(キネ旬より)、『美しい夜、残…

『黒蜥蜴』(1962 日(大映)) ★★☆

1962年、日(大映)、カラー、キネカ大森1、【感想】 監督:井上梅次 脚本:新藤兼人 原作:江戸川乱歩 劇化:三島由紀夫 製作:永田雅一 音楽:黛敏郎 出演:京マチ子、大木実、叶順子、川口浩、三島雅夫、中条静夫、久里千春、他 明智小五郎と黒蜥蜴の対決…

『憂国』 ★☆

1965年、日(ATG)、モノクロ、キネカ大森1、【感想】 監督&脚本&原作&製作&美術:三島由紀夫 出演:三島由紀夫、鶴岡淑子 切腹を含めた日本的な美を様式的なスタイルで描こうとしているが、結果的に様式「美」には至っていないので、気合が入っている分、逆…

『有りがたうさん』 ★★★

1936年、日(松竹)、モノクロ、新文芸坐、【感想】 監督&脚本:清水宏、原作:川端康成 出演:上原謙、他 不景気で娘が売られたりなど人々が苦境する姿を描いていながら、主人公の有りがたうさんの温かい人柄で、ほのぼのと楽しめる映画になっている。

『信子』 ★★☆

1940年、日(松竹)、モノクロ、新文芸坐、【感想】 監督:清水宏、原作:獅子文六 出演:高峰三枝子、三浦光子、飯田蝶子、他 ひねくれた生徒に対する先生の対応の難しさを描いているが、映画自体はシリアスになり過ぎず、楽しめる。

 次長課長、井上聡 in 「爆笑問題の検索ちゃん」「タモリのジャポニカロゴス」 ★★☆

最近、我が家でも評判の次課長井上。どちらも爆問太田やタモリが毎回ボケまくる番組だけど、その2人を上回るのは彼だけか? 天然は強い。 以下が今回の彼の回答。 <検索ちゃん>(テレビ朝日) 問「『睾丸』を意味する名前のメキシコ原産の果物は?」(正解…

 『乱れ雲』 ★★☆

1967年、日本(東宝)、カラー、NHK-BS2録画、【感想】 監督:成瀬巳喜男 脚本: 山田信夫 音楽:武満徹 出演:加山雄三、司葉子、土屋嘉男、森光子、加東大介、藤木悠、草笛光子、中丸忠雄、浦辺粂子、中村伸郎、左卜全、他 夫を死に追いやった男を愛したため…

 『非情都市』 ★★☆

1960年、日本(東宝)、モノクロ、NHK-BS2録画、【感想】 監督:鈴木英夫 出演:三橋達也、司葉子、平田昭彦、他 1960年頃の邦画のサスペンス映画ならではの、クールなショットの数々が見どころ。

 『彼奴を逃すな』 ★★★

1956年、日本(東宝)、モノクロ、NHK-BS2録画、【感想】 監督:鈴木英夫 出演:木村功、津島恵子、宮口精二、志村喬、他 サスペンス映画にもってこいの余計なもののないシンプルなストーリーと、ディテールの描写の積み重ねのスリラー演出が素晴らしい。

 『オペラ座の怪人』 ★★

原題:"The Phantom of the Opera" 2004年、米=英、カラー、WOWOW録画、【感想】 監督:ジョエル・シューマッカー 音楽:アンドリュー・ロイド・ウェーバー 演出が平凡過ぎて、登場人物たちが恋や音楽にとらわれる「魔力」が感じられない。

 「NHKアーカイブス『ステージ101 最終回』」

「ステージ101」はリアルタイムで観ていた番組で、今回はその1974年3月31日放送の最終回。 出演者の総勢約40人の「ヤング101」はほとんど知らない人ばかりで、その中では田中星児が一番おなじみで、他にはデビュー前の太田裕美や谷山浩子も参加していたが識…

 クレージーといえば、宮川だけでなく萩原も

3月25日(土)のフジテレビ「ワッツ!?ニッポン」で、宮川泰さんが亡くなったニュースで、彼がクレージーキャッツの曲の数々を作曲していると聞いた良く分からないスタッフがその情報だけで「スーダラ節」を流しちゃったんだろうけど、この曲は萩原哲晶(はぎわ…

 追悼、宮川泰

3月21日に、音楽家の宮川泰(みやがわひろし)さんが亡くなったそうです。(allcinema ONLINE) 数々の作品を遺した人ですが、私が一番好きなのはクレージーキャッツの「シビレ節」で、前奏といい、サビのところで伴奏がほとんどパーカッションのみになること…

 ドリフ的(=昭和の)コントの継承を担う志村けんとスマップ

<上の続き> 昨日のテレビの話をしたついでにおとといの3月20日の話をすると、テレビ朝日で19:00からいかりや長介三回忌の2時間番組を流していて、TBSとフジテレビの協力で「8時だよ全員集合」「ドリフ大爆笑」の映像を使ったりしていた。 彼が亡くなったと…

 俳優の魅力を引き出す演出が出来ない監督が多い日本の映画&テレビドラマ

<上の続き> それから、タイトルは面倒くさいので調べないけど、本仮屋ユイカが出ているNHKの朝ドラをチラッとだけ見たけど、改めて『スゥイングガールズ』で彼女にメガネをかけさせたことで、パッと見の印象を良くした矢口監督の演出の的確さを思わされた…